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2008年6月13日

●便利に使うなよ、その言葉!

Class 5 1日目

卒業生を送るためのセレモニーが今週末開かれます。
学年がそれぞれで、何か、パフォーマンスをするんだけど、昨年の2年生は、素晴らしかった!オズの魔法使いにBBSHの授業内容をたとえて繰り広げられるミュージカル!素晴らしい役者がそろってた。
今年の2年生、何をやるのかなかなか決まらず、すったもんだ。「誰がやるの?え?私?」音楽はEikoがやって!?と、自動的に話が回ってきて、4エレメントの音楽については、私が作ることになりました。
 テーマが3つに別れており、2年生の持ち時間は30分。私のは、4分ほどの小品だけど、なかなかいい感じです。この音楽に、水、風、日、土という設定で、ダンスがつきます。私は、この中の土のパートに、いつか何人かでやってみたいと思っていた、ピグミーのポリフォニー的なVOICEをボランティアを募って歌ってみるつもり。
 昨日、はじめてリハーサルがありました。
 裏方の仕事も楽しい!もしかしたら、コツコツと地味になにかに凝ったものを作って、それが、誰かによって、ステージで再現されるのを見るのも好きなのだと思う。
 Year 2のテーマは、人間関係。まさにふさわしい、共同作業の現場でした。
今回の私たち、自己主張をちゃんとできる人がたくさんいると、いろんなアイディアが出る一方、誰もまとめる人がいない...。要するに、現場監督がひとりもいない。だから、正確な情報が誰からも出てこない。
 う〜ん...いったい誰がやるんだよ?結局、それぞれの持ち場で、いろんなこと決めていかなきゃいけないようになったものの、そのそれぞれが、互いに連絡がとれておらず、
もう何がなんだか?最終的に、この作業ができるのは、日本人チームしかおらず、BBSH同級生の宮川さんが、MACを駆使して編集することに。
3つのパートの音楽を、最終的にどうつなげるのかという話も、つい今日確認ができたところ。
 プロのエンターテイメントに関わる仕事をしている生徒は、学年で知る限り、3人。皆、20年〜30年近く舞台のプロとしているから、皆は気楽にアイデイアを投げるけど、それを、実現させるのに、いかに現実的にいろんな作業が必要か、あまりわかっていない。私は、それに、ハラハラドキドキ。「いいじゃん、適当で!私たちのインテンションでなんとかなる!」って、こんな時に、便利に使うなよ、覚えたてのその言葉!(は?と気がついた。私って男言葉多いよね...)
 でも、一般の人たちと混じって、作るものだから、別に完璧でなくてよい!というゆるいところもあるのが、専門職にとっては、唯一の救い。(まさにリジットの私にとては、Healingのようなプロセスだな!)
 しかし、そうなると、国民性なのか、日本人チームは、できるだけ、きれいな仕事をしたいという心境になる。
 自分の音楽については、あまりによい出来なので、ゆくゆく作品としてリリースできるように、しっかり音楽を制作。(無駄にしないよ〜大切な私のエッセンス)
だから、下地はしっかり作った感じです。
 表現者がイメージをかきたてられて、踊れて、コンセプトがはっきりわかるもの。そんな感じて、音楽を作ってみました。(これも、いつか聴いてね。)
昨日、初めてRHがあったんだけど、4エレメントのパートについては、大満足!シンプルなダンスだけど、すごく奇麗でした!VOICEのボランティアも10人くらい集まった。
 日本人のエコロジカルなメンタリティーも、ものすごく生かされた人間関係になったように思いました。
 この学校では、人間として、安全にいろんな体験しています。