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2008年4月11日

●春の嵐..私の心にも

春の嵐

桜の季節は切ないですね。
花が咲いたかと思うと、必ず嵐がくる。

まるで、体が治っていくみたいに、
雨が降り、風が吹き、そして何もなかったように、晴れて気温が上がったかと思えば、また天気は悪化...一進一退を繰り返し、そして本当の春が来る。

地球も私たちの体と同じように、パルスを持ち、命のサイクルを繰り返しているのかもしれません。

春は、何かと気まぐれ。
気持ちもそぞろ。なんだか気分が安定しないという方。
ご心配なく。
人間のホルモンがこれから来る季節に合わせて体の中で変化しているそうです。
落ち込んだり、ゆうつになったり、涙が出たりするのもそのせいみたい。
こういう季節には、季節の野菜をたくさん食べるといいそうですね。
季節の野菜には、そんな気分を調整してくれる成分が入っているのだと、
どなたかに聴いたことがありました。

4/16日NHK教育『趣味悠々』国府弘子さんのJAZZのクラスに出演しています。
是非、みてくださいね。21日(月)だったかな?(うわ〜マイアミ出発の日だ〜)スマスマにも、EPO登場します。

 先日、末期がんと戦ったクライアントの方が亡くなりました。
一年間MUSIC &DRAMAに通い、ご自分の人生を振り返り、最後にお目にかかったとき、この方は、車で運転して葉山まで来られ、ピカピカに輝いており、まるで健康そのもののように見えました。
 彼女にお目にかかったのは、それが最後でした。予約状況が混み合ってて、なかなか枠をおとりできず、2ヶ月後の予約でした。
 その日、なかなかお見えにならないので、心配してお電話したら、息子さんから、彼女が亡くなったことを知らされました。
 彼女は、私に、ヒーリングに関する様々なテーマを残してくれました。
彼女自身がJAZZの歌手であったことなどを通じ、カウンセリングでは音楽を使うこともありました。たまたま使った歌や音楽が、がんの痛みを緩和したことや、人の意識を覚醒させる力を持つことなど、彼女は身を持って私に臨床例として残してくれました。
 私は、そんなに大切な情報さえも、たまたま起こったこととして、見逃し、学びにできなかったどころか、カウンセリングやヒーリングで今だに取り扱うことができない無力さ、もどかしさに、自分がクライアントとなるBBSHのカウンセリングで先生と話をしながら、本日、号泣しました。
 28年も音楽と関わっているのに。自分が一番知っていることなのに。
一番得意なことを、セラピーで生かせないでいるのです。
 ヒーラーとなる自分が、単なるフィーリングや自己満足で声をだしたり、エキセントリックに解放されるようなヒーリングは一過性に過ぎないと思っているのは、
自分にその体験が無いせいなのかもしれない。 
 同時に、他の場所で受けたボイスヒーリングで、その時は気持ちがよいものの、自分の根本原因が解決されずに、不完全燃焼し、そのことを、セラピストに話したら、セラピストに逆上されたというクライアントの痛みを聴くことも多く、私は、音楽家でありながら、セラピーで音楽を使うことに、かなり慎重になっていることも事実です。
 しかし、それは、クライアントによって、本人がどのような状態であるかにもよるものであって、私が心配することではないのでしようか?それでも、クライアントは何かしら解放され、変化の一歩のお手伝いができているのでしようか?私は、カウンセリングのメニューにボイスカウンセリングと名うちながら、自分が体験し、知っていることしかお伝えできず、でも何故それが、痛みを和らげたり、悩みの状況から、ほっとできるのか、理由もわからないため、ともすると、セラピストとして自己満足に陥りかねない自分の姿が容易に想像できて、とても怖いのです。
 BBSHで、深く自分と向き合い、音楽の持つ力について、さらに深く向き合っていこうと、こんなに強く思った日はありませんでした。
 明日は、和歌山県の大学で講義です。