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2007年12月13日

●何故私はここにいるの?


朝7時30分。 CLass2の初日。
 宿題がもどってきたものの「宿題の意味をもう少し理解しましよう。」と書かれて戻された。内容はわかってたはずなんだけどな...。聴かれていることと答えが違っているみたい。2年生になって、ものすごく宿題が増えたのと、必要とされる理解の範囲や深さが一年生の比ではない。ダメだ。これじゃ、私ついていけない。
日本に帰ったら、日常的に勉強の時間をもっとまじめに作らねば。と、一年生の時も誓ってなかったか?私?とにかく、いきなり、自信喪失。(おっと、これがセルフ・ジャッジメントという奴だな。これをすると心と体に痛みが出るんだったっけ。いけない、いけない。頑張った自分の過程をほめてあげないと。)
 2年生は家族や友人、夫婦、恋人、全ての生命あるものとのコンタクト、人間関係について深く学ぶ一年。すでに、私の中には、学校に来る2週間くらい前から、家族との関係についての問題が深く自分の中に押し寄せて、心は過去の痛みや怒りや不安、罪悪感で手いっぱいな感じになってたところを持ってきて、この数日、悪夢を見続けているの。きっと何か意味があるのでしよう。「母に心を引き裂かれて」というクリスティーヌ・A・ローソンの本をもう一度読み直し、私が封印していた様々な感情をもう一度感じなおしてみようとしているところ。「AC&DV&ボーダーの家族の中で生きる子供は、裁判が開かれる前に、生き埋めにされたような気持ち」みごとに、そこに書いてある子供は私です。小さい頃から、深い憂鬱がありました。いつ起こるかわからない虐待や不安。両親に意見しようものなら、その復讐は、私の知人や友人にまで飛び火。次第に私は、本当の自分を表現することが怖くなり、家の中で理解されようとすることを、あきらめてしまったのです。
そして、私という唯一の存在までも自分で疑うようになりました。常に外では「私は元気よ。」と明るくふるまっているうちに、嘘の感情の方が本当らしく思えてもきました。
 そのうち、心に何種類もの防御の技を身につけ、誰かに侵略される前に降伏しなければいけないというような誤った思い込みを持つようになり、生きているだけで、常に誰かに借りを作っているような感覚になっちゃったの。今も、その後遺症と戦っているみたい。そんな痛みから、解放されるときが来たのかな。自由になりたいのに、手放すことが、とても苦しい。だから悪夢を見るのかもしれないな。自由になるため戦いを挑みながらも、報復が怖いために母の世話をしなければならないという矛盾との間で、未だに夢の中でもがく私。
 今日、授業の中で、「何故、あなたはここにいるの?こんなに大変な学校を選んだの?」という問いかけがあった。私はこう答えたの。「何故、私がこの学校を選んだのかを、知るため。」ってね。