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2011年6月30日

●意図を整えて

もう明日から7月なんですね。

今月は、東北3カ所で、音楽支援の機会をいただきました。

ひとつはスーパーマーケットの玄関ロビーで。
私は、ライブの締めに、最後に皆さんとジェンカを踊りました。
楽しかった〜〜。

あるアーティストの事務所が、報道陣を仕込んでいたみたいですが、
ここに来てたマスコミ、行儀悪かったなあ.。
女子着替え室で、男性取材陣が平気でPCやってる。どんな神経かしらん?

下記2カ所は、eponica Recordの判断でマスコミ取材は一切おことわり。

南こうせつさんとご一緒した、あるお寺では、お坊さんと一緒に、
音楽で100日法要をさせていただきました。
ライブ直前、足の悪かったおばあちゃんを津波の時に助けにいったご夫婦の、
3人の方のお骨がお寺に届けられました。
その神聖な雰囲気の中で、会は始まりました。

「EPO~歌がうまくなったね。」
こうせつさんに褒めてもらった〜〜うれしなな。

私達に声をかけてくださった、『風の散歩道』構成作家の三浦さん〜(実は曹洞宗のお坊さん)本当にありがとうございました。

翌日、避難所として開放されていた、病院でのストレス・マネージメントLive。
ここの内科医の先生がメールをくださり実現したものでした。
患者さん、お医者さん、看護士の方々でロビーはびっしり。
会場は楽しくもクリーンな空気に包まれ、終わる頃には、患者さんのホッペがほんのりピンク色になり、笑顔でいっぱい。
お花畑になったような、素晴らしい空間となりました。

そういえば、私のBBSH卒業時のミッション・ステートメントは、
「歌ってゆくこと」
卒業論文のテーマに添って、今、自然に人生が目的や意図に向かって流れていることを、
強く感じています。

昨日は、栄町にある「昭和茶屋」という居酒屋さんで、
初対面のクラッシックのギタリストの方と、
昭和の歌をセッション。

誰も、私のことを知らないけれど、
店を出る時に、お客さんから、「あんたの歌、もっと聞きたかったさ〜」
って、声をかけられた。

私のコア・エッセンスがぴか〜〜〜!!
うれしなな。

7月から北海道のみで、IQSという自然化粧品のCMが流れます。
私も映像に出てるので、北海道の方は楽しみにしていてね。
音楽も好評です。















2011年6月27日

●寿味ニック・ツアー

ああ〜ようやく仕事の山を越えた。
台風が過ぎた那覇には熱帯の風が吹いています。
丸い風が、小さな渦を巻きながら、あっちの方向、こっちの方向に、
吹いている感じ。
市場の友達からもらったアロエの鉢が大きくなっていた。
この二週間怒涛のようなスケジュールだったなあ。
被災地3カ所、レコーディング、札幌でのCM撮影、カウンセリング。
どれも濃厚な時間でした。

出来事のどれもにいろんな思いが残りました。
そのひとつひとつを検証していくことに意味があるほどに。
こちらの仕事場に滞在する間に、感じたことを思い出しながら、
書き綴っていこうと思います。

友人の川満聡さんが経営している『寿味食堂』が主催する大人のピクニック、
ズミニック・バスツアーに参加してきました。
今回のテーマは名護にある酒造を回るというもの。
大きなバス3台。120人の参加者。
オリオン・ビール工場、パイナップル工場、そして名護にある酒蔵を2カ所、
最後はビーチでバーベキュー。
盛りだくさんの楽しいツアーでした。

話はそれるのだけど、仙台で一週間前にふらりと入った居酒屋に、
唯一置いてあった『國華』という泡盛。
ご主人がこだわりでおいてあるという銘柄。
泡盛好きの私としては、興味津々。
だって、沖縄にいても、見た事もないラベルと名前。
最初は水割りでお願いしたのだけれど、ものたりなくて、
ストレートで注文し、飲んでみたところ、ものすごくまろやかで、
風味も深く、おいしかったのです。

あまりに素晴らしかったので、お取り寄せしようかと思っていたところ、
なんと聡のツアーに、この酒蔵が入っているではないの!?
重要文化財に指定されている酒蔵の名前は津嘉山酒造。
戦火を逃れ、昔の沖縄の建物がそのまま残っているというところで、
一見の価値があるたたずまいでした。
30度はまろやかで、生のまま、もしくはロックでおすすめ。
43度はおうちでじっくりと数年寝かせて古酒にするのがおすすめ。

ビーチでのBBQ、まぐろの一匹解体ショーがあったり、
CHIAKIさんのLiveがあったり、イベント満載。
きれいな海を見ながらの食事も素晴らしかったです。
また来年も参加したいな。
今度は東京にいる、友達を誘おう!

2011年6月21日

●欲しい未来に焦点を合わせよう


どこに行っても、出口のない話になる。
息が苦しくなって、ごはんもおいしくない。
特にお酒の席などでは、しんどくなることがあって、
ひとり..失礼とは思いながら、
今、一番欲しいもの...今、一番実現したいこと、今、一番好きな歌のことを空想しながら、本当に実現したらどんな気分になれるのだろう?などと、
メモをとっていることがある。

変えられない現実に集中するよりも、
起きて欲しくないことを想像して怒りを感じるよりも、

こうだったらいいなという未来にエネルギーを使いたいと思う。
何かに書いてあった。
ポジティブなエネルギーの方が、断然、現実化するエネルギーが高いって。

明日は東北にある某お寺で、この震災で亡くなった方々を、
音楽で光の世界にお送りする日。

亡くなった方々から、遺族の方々へ、全ての叡智が受け渡されるプロセスに、
音楽で立ち会わせていただきます。

大きなお役目です。











2011年6月10日

●正しく反応することの大切さ


歌の宅配便。
明日は石巻。

思い返せば、この20年...私もショーロ・クラブの笹子さんも、渡辺亮さんとも、秋元さんとも、EPOとして、私が動くところ、ずっと同じような活動だった。

しかし、東北で歌う時には、特別な気持ちが私の中にある。
父が育ち、育まれ、体験した記憶は、
彼が父となった時、子供の私達を遊ばせる遊びのアイディアとなり、
それは、東北の自然の中から生まれたのだろうなと、
最近、うっすらと思い出す事が多いのだ。

今まで、あまり意識をしたことがないのだけれど、
私のルーツは本当に東北にあるのだということを、
震災以来強く感じるようになった。

父はもう亡くなっているけれど、
この惨状を天国から見て、どんなふうに感じてるのだろう。
彼の魂は、ちやんと迷わずに、生まれた場所にもどってこれるのかしら?
父の面影を重ねて、「とめにこ」という曲を、
最近よく歌うようになった。

家族を突然失ったり、住み慣れた町が一瞬にして姿を変えてしまうことを受け入れるのは、
本当に大変なことだ。

自分の一部をざっくりとえぐられてしまうような、
痛みや虚無感や絶望感とつきあっていくには、相当の時間がかかる。

ひとりひとりの命の尊厳が納得するに必要とされる時間には、
価値があると私は思う。

私達は生きていると、世の中で起こったことや、人間関係のいざこざに、
本当にいろんな影響を受ける。
あまりのストレスに声が出なくなってしまいことさえある。

でも、そうなった自分を客観的にみつめながらも、
感情に正直に舞台に立つことを、私は今、とても大切にしている。

アーティストやBBSHの先生が、
人としてあるがままの感情に抵抗をせず、
正直な姿を、ファンや生徒に見せてくれたことに、
心から癒された体験があるからだ。

被災してはいない自分が、現地に行き、感じる、不安や恐れや悲しみにも、
正しく反応しながら、抵抗することなく、現地に流れる時間に寄り添いながら、
私は唄ってきたいと思っている。
自分の本当の場所から。






2011年6月 9日

●瓦礫は皆の資産だった。

今月の収録も無事終わった。
「FM沖縄にお願いします〜」と、タクシーのドライバーの人に伝えたら、
「FM沖縄?」と、彼は、ピンと来ていないようす。
道をうさちゃんが説明したら、「ああ、極東放送ね!」ですって。
いい響き...極東..何故だろう。
知らない街の、知らない言葉の、知らない音楽が聞こえてきそうな響き。
極東...。

毎回、繊細に言葉を選びながら原稿を作っているので、
終わった後の安堵の気持ちと、一本一本が大切な作品のように思える。
リスナーの方々からのHP宛のフィードバックも、
個人レベルのストーリーが書かれてあって、
深く、感動するものが多い。

そうそう...友達が東北で、「希望の丘プロジエクト」
というのを立ち上げた。
そのことを説明するのに、出てきた瓦礫という言葉。
その瓦礫の表現について、ディレクターの方から、
素晴らしいことに気づかされた。
「皆さんの方では、瓦礫という表現、抵抗を訴える方はいないですか?」

確かに...
瓦礫だった前は、立派に機能していた道だったり、壁だったり、
個人の資産であるお家だったり、
皆の税金で建てたられた、言ってみれば財産、宝物だった。

その存在が報われる表現を探しながら番組を止め、
ふさわしい表現を、皆で探していた瞬間が、とても素敵だった。

私の友人の考えは、その嘗て資産だった皆の宝物を再利用して、
津波に負けない、高い丘を作るというもの。

「希望の丘プロジエクト」http://kibounooka.seesaa.net/article/200496803.html

今日の沖縄は、抜けるような青い空。
後ろ髪ひかれつつ、
石巻と、牧野さんのイベントの準備です。






2011年6月 7日

●光になった馬


「光になった馬」私がファンクラブの通信のために作ったお話でした。
ファンの皆さんからの反響も大きかった作品です。

DATE FMのレギュラー番組『Music Temple』の中で、
宮川雅彦に朗読してもらった回を、このお母様が聴いてくださり、
投稿されたものでした。
思わぬところで、誰かの心に触れてくれていたことを知り、
ふるえました。

実に、あの中の3匹の馬の全ては、
全部私自身のことであります。
そして、宮川が音にして朗読するたびに、
それは、また別の音楽になって、
私が私であることを、思い出させてくれる作品でした。

この投稿のことを知らせてくださった方は、ファンクラブの方か、
どこかでこの舞台の場面を見たことがあって、
覚えていてくださった方なのでしようか?

本当に、ありがとうございました。
お二人のお子様のご冥福をお祈りしています。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0530/413395.htm?g=01

夕べ、宮川と言葉もなく黙祷し、それぞれにお祈りをしました。


2011年6月 3日

●スカイプで宴会

BBSHの同級生とスカイプしながら宴会した。
楽しい〜〜。
本当に一緒に飲んでる気分。
3時間も??ええ??
昨日も一緒にいたのにね。なんと安上がりな宴会?

時間が過ぎるのが早いこと。
話す事が山盛りだ〜〜。

高畠ワインのMerlot!2007
本当においしかった〜〜。

光のさす方へ...光のさす方へ...

明日も地球上、いい日!








2011年6月 2日

●楽しいを引き寄せる


京都のLiveでおもしろいことがあった。
私が好きな仕事の中に、CM作りがある。
お客さんにお題をいただいて、即興でCMを作ってLive中に遊んでいたの。
2色ボールペン、生やつはし、宇治茶...。

イントロからして、クスっと笑いをいただくほど、
それらしい作品ができて、お客様にもかなりウケた。

Live終了後に、ご挨拶に来てくださった方がいて、
その方の名刺を拝見したら、電通...と書いてあった。

宇治茶のCMをかなり気に入ってくださり、もしも録音していたら、
その音源が欲しいとのこと。

企業に、プレゼンしてくださるんですって?
何しろ即興だし、出任せな、わらべ歌風、あまりにもな作品だったから、
ロマンチックバージョンというのを、
葉山で遊びで新しく、レコーディングし、
おまけで送ってさしあげったら、とても喜ばれたみたい。
結果はどうなるのか、お楽しみ。


「楽しい」から無邪気にはじまったエネルギーは、
こんな風にいい出会いをくれるんだな〜と、感激。

翌日、近所の温泉に寄って、マッサージの予約などをしていたら、

「あれ?EPO?」と、誰かに声をかけられた。

本当はこの近くに住んでいる友達に、ここにいることをメールしようかと、
思ってたんだけど、会社員の彼女達は、
翌日仕事だろうからと遠慮してやめといたの。

そしたら、なんと?彼女達が温泉にいた!?
信じられない〜。
疲れをとりながら、岩盤浴など一緒に楽んだ。

そういえば、『うふふふ』自分でカバーしようかと思った翌日、
牧野由衣さんがカバーすることが決まったり...

最近、本当にこういうことが続く。

ただわくわくすることを、ぼんやりと考えて、
もう実現したかのように、そのエネルギーの中にいると、
本当にすごいスピードで何かが起きる。

逆もまた。

嫌なのに負の刺激を愛していると、
負の刺激を引き寄せる。

相手から、嫌われることを強く恐れていると、
強く願ったことが実現される。

「お望みのとうりに〜」と。
無意識は、相手に対し、嫌われて当然のエネルギーを、
誘発するので、嫌われちゃう。

この仕組みについてわかってくると、
自分の人生を支配できるのは、
自分しかいないのだということを、
強く実感する。

「お望みのとうりに」しか、人生は動いていかないんだ。

楽しいをたくさん引き寄せたい。
今日は、びっきの会の皆と、東北を応援する歌のレコーディング。

どんな「楽しい」が、待ってるかな?
わくわくしながら出発〜。