« 2010年7月 9日 | 日記TOP | 2010年7月19日 »

2010年7月17日

●もうひとつのスーダン

明日あたり梅雨明け?
うれしいな。
本当に、いい一週間だった。

日曜日に、秋元カヲルさんと、「もうひとつのスーダン」という主婦の友社から出版された本の著者でもある、写真家の内藤順司さんの講演会と写真展で、Liveボランティアをしたの。
スライドを見ながらの内藤さんの話はとても興味深いものでした。
カトリック逗子教会で行われたこの講演会。
となりに木彫りのマリア像があって、神様に見守られているような感じがした。
神聖かつなごやかな雰囲気の中、お話しの会が進みました。

この本は、文/日本人医師の川原尚行さん 写真・文/内藤順司さんで書かれています。
本当に素晴らしい作品なのでたくさんの方に読んでいただきたいです。
この本に感動して私は、「神の仕事」という歌を作りました。
音源を仕上げて、9月にまたスーダンに行く内藤さんから川原さんに届けていただく予定です。
ライブが終わってから内藤さんを囲んで食事。
リアルなスーダンの現状を伺い、いろんな意味で感動。
音楽にできることって何だろう...
人間にはいろんな役割がそれぞれあると思う。
まず、これ!と思ったら、体が先に行動に出る人。
じっくり自分に何が起こっているのかを感じてから意識を世界の現状へと覚醒させ、その覚醒を周囲の人にポジティブに伝えていく人。

私は、川原さんと内藤さんの本を読んで思ったの。
自分は、たまたま私は日本に生まれただけのことって。
ホログラフィックに自分を点検すれば理不尽な現状も苦しみも悲しみも、
自分の中にたくさん実際に起こっているよなって。
そことどう彼らのように向き合えばよいのかなって。

日本には戦争は実際に起こってはいない。
だからと言って、
私達の方がまだまし...というような話ではないのだ。
実際には、ましかもしれない。
でもね、私は思うの。
私は、自分自身がこういうスーダンの現実を知って、
どのように自分自身を覚醒させることができるか...
そこに体験の価値があるんじゃないかって思うの。
平和であーよかった...ではなくね。
よかったよ。本当に平和で。
でもね、彼らの仕事が私達に語りかけてくれるものは、
そういうことではないと思ったの。
逆に、平和な国にいる私達が忘れている大切なものを思い出させてくれる何かが、
この本にはある。

今日はうさちゃんが大学の先生の日。
久しぶりにひとりで過ごす午後。
マイアミで購入していた珊瑚のビーズを細いテグスにつなげてネックレスを作りながら、
そんなことを考えていた一日だった。こういう余裕もマイアミに通っていた頃はなかったものなあ〜。

ネックレスは、思ったよりもいい出来。
ちょっと、アクセサリー作り、はまりそう。