« 2019年6月18日 | 日記TOP | 2019年6月23日 »

2019年6月20日

●世界はいつだってありのまま


これでもかというぐらいの梅雨の沖縄。

湿気もすごいです。

私は、雨の音も、雨の匂いも大好き。

低気圧のせいでしようか?

昨日も今朝も、目が覚めたら、重い。

なかなか起き上がれない。

沖縄に来た頃は、気象痛が酷くて、

偏頭痛、筋肉のこわばりに悩まされていましたが、

それは、すっかり改善されていますが、

久しぶりの低気圧症状です。

私は、2作品目の楽曲の納品があったため、

譜面をPDFで送信。

低気圧の時に体調が重くなるのは、

人間に残っている野生の感覚なのだと、

聞いたことがありました。

雨の時に狩に出て濡れて、体を冷やして、

病気になったら大変。

だから、体が雨や低気圧に反応して、

動かないようになり、体力を温存する。

その名残だそうです。

たまには、「こうしなければならない」的な思考を止めて、

体調の流れに抵抗せず、

のんびり、自分に優しく過ごしてみようと思いました。

ということで、昨日は、家事もお休み。

ランチは外で。

その前に、譜面を書くときに必要な修正液を東急ハンズで購入。

宜野湾の市場で美味しいご飯。

選んだ席は、

前回来た時と同じテーブル。

私が座った席の向こう側に、

通路を遮って、

車椅子に座った男性がお食事をされていました。

うさちゃんは、彼の後ろを誰かが通るたびに、

椅子を引いては、戻すという、

通路は、かなりの狭さ。

その方に、介護者と見られる若い女性が、

食事の介助をしていました。

無言。

男性は、かなり重症な様子。

時々、この女性が横に倒れる彼の顔を、

物でも扱うかのように縦に戻しながら、

スプーンでその男性の口に、

白いご飯を運んでいました。

私がそのテーブルに着席した10分の間、

ずっと、白いご飯とお水のみが交互に運ばれています。

おかずは食べないのかしら?

「コップの角度、もう少し変えてあげたら、

飲みやすいのに」と思うぐらい、

彼の胸元に置いた白いタオルに、水がこぼれてゆく。

それでも、彼女は、

細心の注意を払って差し上げているのだろうと思いながら、

その様子を見ていました。

テーブルに並んだ、おかずのほとんどには、

何も手がつけられていません。

この男性は、唐揚げ定食を頼んだようですが、

もしかしたら、もう噛めなくて、

食べたものが喉につかえたりするので、

ご飯とお水だけだったのかしら?

いろんなことを考えてしまった。

本当のところはよくわからない。

食事が終わると、

彼女が、お店の人に白いビニール袋をもらって、

全て、お持ち帰りにして、

私たちの食事が運ばれてくる少し前に、

市場を出て行かれました。

自分の心に正直に言えば、

見ているのがとても辛かった。

食事が来る前に、

席を移りたい思いましたが、

それもめんどくさくなって、

そのまま、その席で食事をすることにしました。

そう思った自分の気持ちにも、

また、目の前の二人の様子も、

とても切なく、寂しく、

楽しみにしていたランチに、

私の心が沈みました。

前回、ここでランチをした時も、

私たちは同じ席に座ったのですが、

その時は、外国人の5人家族が座っていました。

小さな子供が3人。

そして、お父さん、お母さん。

お母さんに、食事に集中させてあげたかったのか、

お父さんが、3人の子供に気を配りながら、

忙しそうでした。

気ぜわしく食事をとるお母さん。

その間に、他の小さい子供たちに、

食事をさせるお父さん。

そのうち、一番小さな子供が、ぐずり出して、

お母さんに抱っこをせがみました。

「お父さん、お母さんは、本当に偉いな」

そう思いながら、

やはり、その時も、食事が運ばれてくるまで、

その家族を見ていました。

なんと、あろうことか、

そのうち、2歳ぐらいの小さな子が、

食事中に、お母さんのお膝で、

おしっこをしてしまうということが起こり、

一緒に旅をしていたであろう後ろの席に座った、

知り合いの夫婦が、

慌ててトイレから、トイレットペーパーを持って来て、

床や、服を拭くという大騒ぎ。

ランチの前に、

ちょっとげんなりするという午後がありました。

昨日、夜、うさちゃんと飲みながら、

その話をしたら、

「あの食堂は、いろんな世界を見るなあと、

僕も思ったことがあった。」

そう話していました。

私たちには、日常、

あまり触れない出来事や、

知らないこと、見えない出来事がたくさんある。

きっと、世界は、いつだってこうなのだ。

見なくても、いつだって、

そういうことは淡々と起きて、

世界が出来上がっているのだと思いました。

私たちは、その後、気分を新たに、

アロマ温泉で久しぶりにリラックス。

お風呂の中で、

「こうだったらいいな」

という楽しいお願い事をたくさん考えて、

宇宙に打ち上げました。

それは、おそらくちゃんと叶うはず。

一日、そんな風に過ごした結果、

何か、困ったことが起きたかといえば、

そんなこともなく、

良い1日でした。



https://office012.stores.jp/items/5ce74c91adb2a166b35761f8?fbclid=IwAR2DxHORqSz9FuaL8EX1FXmUwrk_y2arf1LPsUQV-fC53zBejCeYO1IUn9U


Heart Remedy The Small circle of counselingvol.2

(ハート・レメディー~ スモール・サークル・オブ・カウンセリング)

日程:2019726日(金)
開場:18:15
開演:18.30~21:00
限定 :10名様(定員になりしだり締め切りとなります)
参加費:10,800 (消費税込み)
会場:渋谷、松濤、高木クラビア松濤サロン
   (東京都 渋谷区 松涛1-26-4)       https://www.enjoytokyo.jp/phones/concert/spot/l_00033833/


64666144_2185791188208741_5917995352228626432_o.jpg