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2019年10月17日

●中川陽介監督の映画を見ました。

中川陽介監督が映画に込めた、
沖縄の光や風や時の流れ。
それは、まるで心地よい詩で編んだショールのようで、それを、ふんわりと体にかけられたような感覚で、私の心の中に、昨夜見た映画の余韻が残っています。
中川陽介さんの、脚本・監督の2作品。
「Fire!」「真昼ノ星空」。
素晴らしい作品でした。
その映像をさらに支えているのが、
沢田穣治さんの美しい音楽。
大好きな世界です。
沢田さんが映画音楽を作られていることは、中川監督の「群青」という作品で知りました。
渡名喜島が舞台になったこの映画も大好きで、サントラは、私の愛聴盤になっていました。
中川陽介監督と沢田さんの感性は、相性がよいと、表現したら
軽い言葉になってしまうけど、
例えば、ふたりの役割が入れ替わったとしても、きっとふたりは互いが互いをリスペクトするであろう、素晴らしい作品を生み出しただろうと思います。

上映のあと、監督の映画のために沢田さんが作った作品を、
沢田さんと、がちゃぴんさん、お名前がわからないのだけど、センスのよいドラマーの方が、実際に生演奏してくださるという、なんとも贅沢な一夜でした。
この夜Grooveは、作品に共感する暖かい仲間や、主演俳優の平敷さんも、会場にいて、一緒に素晴らしい時間を過ごしました。

今、私は、活動の核の部分である、
The Organ Bankのエネルギーの中にいます。
ここにいると、音楽家として、すごく大切なものを思い出せる。
関わる必要のない世界が少しずつ削ぎ落とされて、
お米で言えば、磨き米のような状態でしようか。
自分が、これから何をやるべきかが、クリアになってきました。

中川監督や沢田穣治さんの繊細で丁寧な仕事をする人たちといると、
不思議と自己肯定感が湧いてきます。
「ああ、自分もこれでいいんだ」と。

いい夜でした。

画像に含まれている可能性があるもの:7人、桑鶴 麻紀子さんを含む、、スマイル、座ってる(複数の人)、室内
画像に含まれている可能性があるもの:4人、、スマイル、座ってる(複数の人)、テーブル、室内
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