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2009年2月21日

●自分を許したい

自分を許したい


この学校に通うようになってから、

「あれは、なんでだったんだろう?」と、我が家の不思議、妙な我が家の暗黙の決まりごとをたくさん思い出すようになった。


我が家は「質問禁止」な家だった。

2歳くらいまでの私は、普通に好奇心で一杯だったと思うのだけれど、

言葉が話せるようになり、好奇心を会話の中で表現するようになってからかな。

あらゆる問いかけに返ってくる母の返事は、

「子供はそんなこと知らなくていい!」

「そんなことを知りたがるなんて、末恐ろしい子だね、あんたは。」

私は知りたがったことへの罪悪感と恥ずかしさで、心が破けそうになった。


 本能から来る私の好奇心は、母にとって自分という脅かす嫌なものだったのかもしれない。

「そんなことも知らない親」と思われたくなかったのか、自分も持たない好奇心を持つ私に嫉妬したのかは、わからない。

 家では、私の好奇心に限らず、「子供らしさ」「女の子」であったら普通のことも、母には受け入れられなかった。

 

 子供の私の心が度重なるあまりのがっかりを体験しすぎたために、そうなっちゃったのかな。

 

私の母の日常には、人間としてそれ変だろ?というような、妙な行動がたくさんあった。

 その行動の理由を知りたいけれど、また存在否定されて打ちのめされるのがオチだから、私は無意識に異常な出来事もスルーさせていく癖がついた。感じないと楽だから。

 しかし、これはあまり精神的に健康的なことではない。


 家では、私の好奇心は卑しいものだとされていたのに、

母は、他人の子供はよく褒めた。不満そうにしている私に、

 「自分の子供を人様の前で褒める親がどこにいるのか」

私は、その時、人前で、母に褒めて欲しかったという期待を持った自分を心から、恥じ、

自分が嫌いになった。

 その時の私の複雑な気持ちを母は楽しんでいるように、彼女の口元がニヤっとなったのを、今も覚えている。今でも、思い出すとゾクっとする、微笑みだ。

 私の心の中に眠っている悲しみと怒り。

愛されるために、言葉の暴力も虐待も受け入れ、それは自分が悪かったからなのだと言い聞かせ、自分を邪悪な存在と感じるように思い込み、自分を恥じ、嫌悪してきた自分が憎い。

 インナーチャイルドのワーク何度やっても、小さい頃の自分に心から優しい言葉をかけてあげられない問題を、早く楽にしたい。

 私が、その子供の延長だということは、自分を恥じた自分自身を私はまだ許せていないということなのだ。

 どうすれば、できるのかなあ...





2009年2月16日

●AQUA NOME!青山円形劇場決まりました。

今年のAQUA NOME!東京青山円形劇場でのコンサートが決まりました。

CD発売記念LIVEと合わせて、7月7日、8日の2DAYS!

皆さん、是非、いらしてくださいね。


今、AQUA NOME トラックダウンに入っています。よかった...リリースまでに時間をかけて。本当に素晴らしいものに仕上がりそう。


3曲ほどトラックダウンが終わり、毎日自分の作品を聴いています。

エンジニアの加藤(旧姓榎本さん)さんは女性。

WICAの時からのおつきあいです。

難しいAQUA NOMEのLIVEでは、音像を安定させるのに本当に苦労があったと思う。所謂POPSとは違い、クラッシックや民族楽器のアンサンブルに近いデリケートな楽器と歌。季節によっても湿気や乾き具合で、皆の楽器のバランスが平気で変わってしまう。本当に、辛抱強く、今までよく頑張ってくださいました。


最初にバランスが決まって、聴かせてもらった『M』という曲を聴いた時、

「やった!」と思った。そして家に帰ってもう一度聴いたら、もう涙が止まらなかった。なんだろう...ぞくっとくる。感動が体に来た。メンバーの生き生きとした演奏。

 AQUA  NOMEの魅力は、関わってくれた人たちのエネルギーが集約されて出来上がっています。熟成するまでにかけた時間、全員の夢や希望の保存環境の勝利かもしれない。ワインみたいだな。

 

LIVEを聴いたことのない方々にも・・・本当に早くお届けしたいです。


明日から、またマイアミです。





 



2009年2月 9日

●風邪をひかせちゃった?


大家さんが帰ってきるまでの間に、お世話を預かった植木。

このところなんだか元気がない。


オフイスだから、夜はちょっと寒くなるけれど、けっこうちゃんとお世話しているつもりなのに。どうしてかしら?と思い、植物の性格を調べてみた...。

すると!?なんと、気温が下がると、球根が眠ってしまうらしい。

そういうことってあるんだなあ。

だから、気温が下がっているときに、お水を上げるということは、

寝ている球根に無理やりお水を飲ませちゃうということになる。

寝ているときに、喉も乾いていないのに、誰かに水を飲まされたら不愉快だわね。


 植木の説明文に、よく「土の表面が乾いたら水をやってください」と書いてあるけれど、そんなに単純なことではないんだなと思った。

植物の性質によっては「水」は命とりになるんだ。

お水を上げるときは、ぬるま湯よりも少し、さめた感じの暖かいお水がよいとも書いてあった。

 うん。優しいね。その方が彼らにとって。

よかれと思って世話をしすぎてもいけないのね。人間と一緒。


風邪の時には、栄養をつけ食べなさいと、よく言われてきたけど、

私は風邪の時に動物性たんぱくとか食べたり、お腹いっぱいにすると、

喉がもっと痛くなるように感じる。お茶と、梅干し、それでOK!

とにかく、内蔵を休めて眠る。これが自分に一番あっているように思う。

猫も具合が悪くなるとまったく食べない。丸くなってひたすら寝ているもんな。

その植物は南の方の植物で、植え替えの時に気がついたんだけど、『月桃』の種類。いい香りがする。葉っぱは乾燥させて、お茶にもなるんですって。





2009年2月 5日

●EPO『AQUA NOME』いよいよ

 8年ぶりのNew Album『AQUA NOME』6月に全国発売に向けて、eponica Recordは、このところ準備に大忙し!慣れない仕事がたくさん。


 うさちゃんも、私もてんてこまい。プロデューサーの篠崎さんや、

RAKUインターナショナルの島浦さんに助けてもらいながら、なんとか発売に向けて船は進んでいる。本当に、知らないことがいっぱいあるな〜。

 

この作業ね...アーティスト業との2足のワラジは完全に無理だと気づいた。

今は、仕事を誰かにまかせても安全であるという体験をしている。


 昨日は、FM収録や、ジャケットの打ち合わせ。

葉山にいると山と海の生活。東京に出ると、目に見える風景も空気も全く違う。

地下鉄を乗り継ぎ、乗り継ぎ...たくさんの人たちが行き交う街で過ごす。

昔は、こんな毎日だったのにな。人に酔うというのは、こういう感じ?ちょい疲れ...。横須賀線で爆睡した。

 うさちゃんと、逗子駅前で飲みながら久しぶりに外ごはん。地元音楽プロデューサーの六平さんから、「ごはんがすごくおいしいよ!」と、評判を聴いていたBARに立寄り、たらふく食べて大満足。本当においしかった!そうそう、この店で、『南光』という泡盛を飲んだの。感動!沖縄でもみたことがない。

私は、ストレート、うさちゃんはロック。おもしろい!ストレートの方が、まろやか。アルコール度数が軽く感じるのは何故?ロックは、スッキリするけど、なんだか泡盛の度数が強くなったような印象。この『南光』という泡盛。沖縄でも出会うことがなかった。

こんど、行ったら、探してみよう~っと。