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2008年8月27日

●音楽家のためのメンタル・ワークショップ

もう5回目という国府弘子さんの音楽のワークショップ合宿に参加しました。
講師と生徒は、一週間そこに滞在し、課題の音楽を作り上げていくという内容。

山口県秋吉台にある国際芸術村は緑に囲まれた素晴らしい環境。
携帯電話とメールが使えないのは、かえって音楽に集中できてよいのかもしれない。
私は3泊4日滞在し、これからこの合宿に参加する音楽家のひとたちのためのメンタル・ワークショップを担当しました。
1日目は前乗りし、初日に行われる国府弘子バンド&フルートの赤木りえさん&EPOのライブのリハ。
いや〜なんとも、このバンド!私を大地と強く結びつけてくれるサウンドをたくさん持っている。
ぴよこ(国府さんのこと)は体育会系じゃないそうだけど、メンタルに肉体レベルばりばりに意識できてる人だと思う。
自分の体のケアに神経使うということはまさにそういうこと。
いまごろ、ぴよたんは生徒の授業で頑張ってるとおもうけど、
滞在中にも整体の先生に体を調整してもらったりしているらしい。
本人は、「全く体育会系じゃなくて、ひよひよのヘタレ」とか言ってるけど、
体の心地よさや、健康の変化に感情が一緒に元気になったり不安になったりするのは、やはり体の人なんだと思う。
本来人間があるべきバランスで解放されていないと、敏感にそうなれないもん。
話はさておき、ぴよこバンドでわたしはしっかり「ガオウ〜〜〜」と大地の声を表現し、泣き、感動し、笑い、
とっても元気にしてもらいました。
初めてお会いした赤木りえさん!とても素敵な人で、一見、体調を心配してさしあげたくなるような、
線の細い人なのに、音楽が始まると野獣に変身するからみごと!友人の城戸夕果ちゃんともお友達というから、
ここでも輪がつながり広がったように思いました。ぴよこ〜〜大人になってからこんなにたくさんいいお友達ができて、
私は本当にうれしい。ありがとう!

そうそう!びっくりしたことがあった!中学生の時にね、世田谷の太子堂にある「くらまゼミナール」というところで、私英語を習っていたの。
そこの池田先生という人の教え方と、教科書がすごくおもしろくて、私、ここで英語好きになったように思うのね。
その池田先生の息子さんという人が、ライブの後に訪ねてきてくれたの。
でも..池田先生はなんで、私がEPOになったことを知っているのだろう...と不思議な気持ちになった。

そして、翌日の午前中、いよいよ私の講義...。音楽については講師の方々におまかせして、私は今まで勉強してきた
心理学&ボディー・ワークを生徒さんたちの心の準備のために行うことにしました。
これから彼らはバンドを組んで、発表会までに音楽を作り上げるんだけど、それまでに起こりうる人間関係における様々な心の葛藤の中で、
自分らしさに正直であることを、応援したいと思いました。
授業の中で、先生自らが、自身の体験や、失敗談、悲しかったこと不安を語りあった瞬間、特にぴよこが自分のことをシエアしてくれたときのこと。
教室の空気が一瞬変わったの...みんな気づいていたかな?生徒達から、「大丈夫、弘子先生、心配しないで。先生も私たちと一緒なのね。」という、
愛の手がのびて、彼女をホールドしたの。そして、「自分だけじゃなかったんだ...。」って、思えた人達が何人いたか。
ぴよこ先生、うるうるしながら、感情をリリースする瞬間を、そのまま生徒に見せたの。こういうことがどれくらいみんなの気持ちを安心させたでしよう。
ぴよこは、自然にリアルに生徒とコネクトしていた。感動的な時間だったな〜。

生徒のみなさん〜楽しんで音楽を作ってくださいね〜。